取組地域の活動報告

【「八王子車人形」鑑賞&本格操作体験~プロが伝授する江戸の粋~】「八王子車人形操作体験&鑑賞」を実施しました。

2026.09.16

かつて甲州道中の宿場町として栄え、「桑都(そうと)」として発展してきた八王子には、今も江戸の文化が息づいています。そんな八王子ならではの歴史や文化を観光客のみなさんに「体験プログラム」として楽しんでもらうため、八王子桑都千景推進協議会では複数の体験プログラムを造成しています。

今回は、国指定重要無形民俗文化財である「八王子車人形」を間近で鑑賞し、実際に操作も体験できる特別プログラム「八王子車人形操作体験&鑑賞」を開催しました。

会場ではまず、「三番叟(さんばそう)」という伝統的な演目を鑑賞しました。人形の両手両足を大きく動かすことで、表情は変わらないはずの人形の感情まで伝わってくるような迫力ある舞台に、参加者は一気に引き込まれていました。八王子車人形の特徴は、1人の人形遣いが「ろくろ車」と呼ばれる箱車に乗り、手足を使って人形を動かすことです。

当日は、西川古柳座(にしかわこりゅうざ)六代目の西川柳時(にしかわ りゅうじ)さんが、人形の仕組みや動かし方を丁寧に解説し、それを受けて参加者も実際に人形に触れ、その重みや繊細な動きを体感しました。喜怒哀楽を伝えるには、涙をぬぐう、地団太を踏むといった動きを大きく見せることが大切だといい、見た目以上に体力を使う操作に、会場は驚きと拍手に包まれました。続いて、『東海道中膝栗毛』の一場面である「卵塔場(らんとうば:墓場)の段」を鑑賞。死んでしまったと思い込んだ弥次さんが、生前の悪事を思い出して嘆くコミカルな場面が、人形ならではの豊かな表現で描かれました。

最後には、乙女文楽(おとめぶんらく:女性の人形遣いが一人で人形を操る伝統的な人形浄瑠璃)の技法を取り入れた「洋舞~フラメンコ~」も披露され、軽やかに舞台を駆け回る姿が強い印象を残しました。当日は男女6名が参加し、実際に人形に触れる機会や人形との記念撮影も行われるなど、八王子車人形をより身近に感じる機会となりました。

詳細情報につきましては以下のページをご確認ください。
https://edo-wonder-trip.jp/event/event-1361

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