取組地域の活動報告

【お食事付きで楽しむ伝統和芸特別鑑賞会】「八王子車人形×説教節 伝統和芸特別鑑賞会」を実施しました

2026.08.26

甲州道中の宿場町として栄え、「桑都(そうと)」として発展してきた八王子には、今でも江戸の文化が残っています。そんな江戸文化を観光客のみなさんにも「体験プログラム」として体感してもらうため、八王子桑都千景推進協議会では複数の体験プログラムを造成しています。

江戸時代から八王子の地で脈々と受け継がれてきた二つの無形文化財、「八王子車人形(はちおうじ くるまにんぎょう)」と「説経節(せっきょうぶし)」。この貴重な伝統芸能を、お食事とともに楽しむ「伝統和芸特別鑑賞会」をご紹介します。

本プログラムでは、国指定重要無形民俗文化財である「八王子車人形」の精巧な妙技と、東京都指定無形文化財である「説経節」の魂を揺さぶる語り芸が、時空を越えて共演。28名の参加者は、2つの至宝が織りなす圧倒的な世界観を至近距離で体験しました。

当日は、開場とともに「桑都テラス」へ。特製のお弁当に舌鼓を打ちながら、和やかな雰囲気の中で開演を待ちます。14時からの公演では、八王子車人形「西川古柳座(にしかわこりゅうざ)」の六代目・西川柳時(にしかわ・りゅうじ)氏による「三番叟(さんばそう)」が上演されました。

ろくろ車に座った人形遣いが力強く足を踏み鳴らすダイナミックな舞は、観る者を一瞬で引き込みます。演目の後には、西川氏自らによる解説が行われました。演者が乗る「ろくろ車」が前後左右に自在に動く仕組みなどをレクチャーし、参加者は車人形の奥深さに触れることができました。また、希望者による操作体験の時間も設けられ、実際に人形を操る難しさを体感することで、伝統技法への理解を深める貴重な機会となりました。

続いて、もうひとつのプログラムである「説経節」。もとは仏教の「説経」が起源であったものの、時を経て音楽的な節回しを持つ芸能へと進化を遂げた歴史など、「説経節」についての丁寧な解説から始まりました。

演目「月見草の嫁」では、三味線の音色とともに紡がれる物語に会場は静まり返り、演者の巧みな語りと豊かな表現力に、惹き込まれていました。

最後の演目は、八王子車人形と説経節がコラボレーションする特別な演目「東海道中膝栗毛」です。2つの伝統芸能が融合した贅沢な舞台に、会場は大きな感動に包まれました。参加者からは「これほど間近で伝統芸能を鑑賞できるとは思わなかった」といった声が寄せられ、八王子の歴史と文化を五感で堪能する、特別な午後のひとときとなりました。

詳細情報につきましては以下のページをご確認ください。
https://edo-wonder-trip.jp/event/event-1366

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